「まあ、でも。決定打は違ったけど」
「え?」
「あいつら幼稚舎に行ってた頃から相思相愛だったけど大人は信じてなくて、小学校高学年の時には桃乃にも婚約者って話あったけど、桃乃が拒否したからな」
「拒否なんてできんのかよ!?」
「そりゃさすがに、圭人と付き合えないんなら、その家を壊滅させてやる、なんて言われたらな」
「……………」
「嫁ぎ先を潰したんじゃ南雲にとっても意味ないだろ。そうやって離婚を繰り返すと南雲の汚名にも繋がるし。元々頭のいい二人に、その二人を認めてた俺が手を貸せば、簡単に潰せるからな」
「……………」
「ってのを中学上がる前に親に言ったら、即公認」
「……………」
「桃乃は圭人のことになると、手がつけられないからな」
桃乃ちゃんって、案外大胆。



