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大きい、キングサイズのベッドに二人。


結衣は腕を頭の後ろにおいて仰向けで、あたしはお腹の鈍い痛みを抑えてうつ伏せで。




「今日ね、ってか昨日だけど、赤ちゃんって可愛いなって思ったの」

「あぁ」

「下のきょうだいができるなんて思ってもなかったからさ、晏くん、可愛かったなぁ…」

「17も離れてれば親子って間違われてもおかしくないしな」

「そうだね。お姉ちゃんらしくしないと」




両親があんな感じだからこそ、兄姉を見て育って欲しいと切実に願ってる。

父さんも母さんもいい人ではあるんだけど、ほのぼのとし過ぎてるから。



「…あ、でもね」



結衣の方をチラッと見ると、目があった。