「世羅嬢ってなんスか?」
マサが理事長に問いかける。
「なーに、お主ら知らなかったのか?」
「いや、なんも」
「去年修学旅行で行ったであろう、プリンセス・セラホテル」
「行った行った!めっちゃ豪華だった!」
「あれはそもそも東雲の殿方が、自分の婚約者の為にと作ったホテルじゃぞ」
「ええ!?」
「セラホテルの由来は殿方の婚約者、お主らの目の前におる東雲 世羅、旧姓七瀬 世羅の為に作られたものだぞ」
「ええ!?」
「親父のやつ、セラプロジェクトの名乗って企画したのはいいけど、今は全く手につけてないからな」
「蓮くん違うよ。蘭ちゃんがパパが手を出すのを拒んでるからだよ」
なんていうか…やる事が全て規格外のような…。
凛ちゃんはとんでもなくお嬢様だった。



