「そして、凛の男の顔を見に来た!」
そう言ってお兄ちゃんは南雲くんの方を振り向いた。
ソファーに腰掛け、お兄ちゃんや周りの視線を浴びる南雲くん。
「まあ…見たことある顔だったがな」
「どうも…お久しぶりです」
この二人なら、確かにどこかで顔見せていてもおかしくない。
東雲の子息と、南雲の子息。
次期トップの二人だ。
「えー。蓮くん、結衣くんに会ったことあったの?」
「むしろなんで母さんはなかったんだよ…」
お兄ちゃんの言う通りだよ…。
母さんだって色んなパーティーに招待されてたでしょうに…。
「東雲 蓮だ。先月から青嵐の大学院に通ってる。よろしく」
「どうも…」
南雲くん、お兄ちゃんにビビってるのかな?



