***
「行ってしまわれましたね」
凛ちゃんに“坂口”と呼ばれた男の人が、扉の向こうに消えて行った二人を見て言った。
「ねぇ、あなたは?」
「申し遅れました南雲様。わたくし東雲家に長年お仕えしてます、坂口と申します。この度は我が家のご令嬢である凛お嬢様がご迷惑をおかけしてしまいましたこと、誠に申し訳御座いません」
「いや〜さすがに、まさかこんなことになるとは思ってなかったですよ」
結衣のお父さんが腕を組んで苦笑い。
確かに、ビックリするよな…実際に僕たちも驚いてる。
「でもよかったんですか?今回のこと、前代未聞すぎて、赤崎から訴えられることもあり得ますよ?」
「そちらに関しては我々が手を出さなくても、赤崎様が手を出せない状況に追い込まれますので。凛お嬢様もそれを知ってての行動ではありますから」
「へぇ、何かあるんですね」
「これ以上はプライバシーに関することなのでお答えできませんよ?」
ニコリと笑う彼は、きっと策士だろう。
理事長に似た感じがある。
「行ってしまわれましたね」
凛ちゃんに“坂口”と呼ばれた男の人が、扉の向こうに消えて行った二人を見て言った。
「ねぇ、あなたは?」
「申し遅れました南雲様。わたくし東雲家に長年お仕えしてます、坂口と申します。この度は我が家のご令嬢である凛お嬢様がご迷惑をおかけしてしまいましたこと、誠に申し訳御座いません」
「いや〜さすがに、まさかこんなことになるとは思ってなかったですよ」
結衣のお父さんが腕を組んで苦笑い。
確かに、ビックリするよな…実際に僕たちも驚いてる。
「でもよかったんですか?今回のこと、前代未聞すぎて、赤崎から訴えられることもあり得ますよ?」
「そちらに関しては我々が手を出さなくても、赤崎様が手を出せない状況に追い込まれますので。凛お嬢様もそれを知ってての行動ではありますから」
「へぇ、何かあるんですね」
「これ以上はプライバシーに関することなのでお答えできませんよ?」
ニコリと笑う彼は、きっと策士だろう。
理事長に似た感じがある。



