「戻ってくるのおせーと思って、探し回ってたら…」
「ねぇ、凛ちゃん。僕はね、個人的に思うことだけど、結衣は凛ちゃんと出会って、笑顔になる事が増えたと思うんだ」
「…………」
「結衣の考えてることって分かりにくいけど、これだけは言える」
「…………」
「結衣は、凛ちゃんに止めてもらいたかったんだよ」
「…………」
「きっと凛ちゃんが、少しでも否定したら、結衣はこの婚約を受けることもなかったと思う」
「…………」
「結衣は凛ちゃんのこと…」
「ーー勝手なことばかり、言わないでよ!!」
思わず、口に出た。
でも、止まらない。
「止めてもらいたかった?ふざけないでよ、なんであたしがなのよ。嫌なら自分で断ればいいじゃない!そのためにまだ候補だったんでしょ。嫌ならあたしの気持ちとか考えなしに断れたはず。なのにそうしなかったのは、彼じゃない!ぜんぶ、ぜんぶあたしのせいにばかりしないでよ、あたしだって、あたしだって……」
あたしだって…ーー



