「……で、なんでここに来るかなぁ」 落ち着かせたいと思ったのに、気がついたら森の中。 地下へと続く階段の前。 よりにもやって、一番落ち着かないところに。 「ここになんか用?」 「な、南雲くん!?」 「それとも俺に?」 「いや、ただボーッとしてて」 「そう。中に入りなよ」 「え?」 「寒いだろ。コーヒーでも淹れる」 後ろから突然現れた南雲くんに抜かされ、階段を降りて行く。 なんで、ここにいるのよ…。 「早く来いよ」 「うん…」 心は落ち着かないけれど、断る理由なんてない……。