「な、なんであたしが責められるのよ!ねぇ、結衣くん!」
さすがに彼女でも吹雪の空気は感じたらしい。
「吹雪、」
「はいはい…。授業始まるし、教室行くわ」
立ち上がった吹雪に続くように僕も立つ。
「結衣、」
「なに」
「ごめん」
「…………」
たぶん、結衣ならわかってくれる。
僕達の気持ちも。
僕達がどうするのかも。
教室へ向かう途中、4人で話した。
「これ以上、あの結衣には着いていけない」
「だな」
「あんな奴とは思わなかった」
「俺も」
結衣はいつも僕達の先導をきってくれた。
僕達がこうして集まっていられるのは、結衣の人望があったからこそだった。
だから、あの女一人に、南雲に翻弄される結衣は、僕達が求めていた、僕達のリーダーではない。
「あれ?みんなどうしたの?暗い顔して」
「うん、」
「何かあった……南雲くんと」
「ごめんね、凛ちゃん」
頭のいい凛ちゃんはすぐ気づいた。
でももう、無理なんだ。



