「朝っぱらから、赤崎真衣は元気だよなぁ〜」
「吹雪くん」
「よく言い返したね」
「ちょっと機嫌が悪かったのよ。それより吹雪くんも遅刻?」
「へー凛ちゃんでも機嫌悪くなるんだ。そ、今登校〜」
「当たり前だよ。相変わらず女遊び?」
「俺も凛ちゃんに怒られたいな。違う、昨日父親の手伝いしててさ」
「吹雪くんってドMなのね。ホストクラブ?」
「凛ちゃんにのみね。もうすぐバレンタインだから、人手が足りないんだとさ」
「そうか…」
もうすぐバレンタインだった…。
授業中ともあって教室に入るのが癪なので、旧図書館に向かう吹雪くんとは別れ、あたしは理事長室に向かう。
用がないわけではなく、元々理事長のせいで今日は遅れたようなものだ。



