ナイト!





「ふん、ざまぁないわね」



……正直言えば、彼女の言葉遣いは一社長令嬢としてどうなのかと思うこともある。


あの由緒正しき白零女学院にいたら、即退学もしくは処分…よくて補習レベルの言葉遣いは、長年その学校のトップにいたあたしからしてみたら不愉快にしかならない。



「失礼かと思いますが、あなたの言葉遣いは女性として、令嬢としてどういった教育をされてたのかが甚だ疑問です」

「なっ…!?」

「良き女はどんな人に対しても良き女であれーーと、女性で輝かしくトップに立たれた方が言ってました」

「ムカつく!」



白零で学んだこと。
それを言った女性のことは素晴らしいと思う。


残念ながらあたしには、良き女にはなれなかったけれど。



「あんたって、本当にムカつくわ!この庶民!」



そう言って彼女は車に向かっていく。