「はぁ〜つっかれたぁ〜」
金髪ウィッグの頭をかきながら、相変わらずあたしよりもスタイルの良い吹雪くん。
「おんな…?」
吹雪くんを始めて見るお姉ちゃんは、顔を傾げている。
そりゃそうだ、あたしだって驚いたもん。
「ん…?」
吹雪くんがキョトンとした顔でこっちを見てくる。
「蘭さん、これは女装趣味なんで…」
「蘭チャン?」
お姉ちゃんに説明する順平くんの声を遮って、あろうことかお姉ちゃんの名前を口にする吹雪くん。
し、知り合い!?
「蘭チャンだよな!?」
「え、誰。あたしこんな女の知り合いなんていない」
「あー!ちょっと待ってー!」
そう行って吹雪くんは奥の部屋へと走って行く。
「なんだ、あいつ」
「さぁ?」
…どうしたんだろ?



