「あ、でも!」
お姉ちゃんが思い出したかのように、手を叩く。
「あと数ヶ月後にはもう一人、増えるのよ!」
「はぁ!?」
珍しく、大声を出したと思う。
いや、大声を出さずにいられない。
「あたしもびっくりでさ、この前突然言われたんだよね。昨日お兄ちゃんにも言ったら、凛と同じ反応された」
「いやいや…」
「しかもそれこそ、数ヶ月前にわかってたことだったらしいし」
「…………」
「我が親ながら、やることやってんだなぁと誇らしくなったよ。半分呆れたけどね」
なんでだろう。
一面がお花畑の広いところで、二人して微笑みながらスキップしている姿が思い浮かぶのは。
「お前らの親って、どんな奴なんだよ」
「二人して能天気。怒らない。子供に対しての信頼が厚い」
「すげぇいい親じゃねーかよ」
「まあ、いい親だとは思うよ…」



