ナイト!

***




「んっ……」




背中にはふわふわとした感覚。

重たい瞼。

そしてなによりも、重たい体。




「気分はどう?」

「なぐっ…!?」

「まだ寝てて」



両肩を押さえつけられて、ベッドへ再び戻される。


…ってか、ここはベッドの中だったのか!



あれ…でもなんで…?



「プールで溺れかけて、意識失ったらここへ連れてきた」



何でだろうって顔をしてたのか、南雲くんが答えてくれた。



「つーか、何で泳げねぇって先に言わないんだよ…」

「ご、ごめん…」

「心配した」



真っ直ぐな目をして、そう言うから、あたしは何も答えられない。



「結衣、」

「…仁か。あいつらは?」

「いま順平が見張ってる」

「そうか」



南雲くんは立ち上がると、部屋の扉の方へと向かい、出て行く。