「結衣、こっち」
「さんきゅ」
仁が手を伸ばし、結衣と凛ちゃんを引き上げる。
「ゴホッ…」
「たぶん水飲み込んだだけだ、」
咳き込む凛ちゃんの背中を撫り、落ち着かせる結衣。
「後は部屋でゆっくり休ませる」
そう言って凛ちゃんを抱きかかえ、理事長のいる室内へと向かっていく。
「おい、結衣…」
「マサ、吹雪」
「…………」
「あとで覚悟しておけよ」
久しぶりに見た、結衣の怖い顔。
あれは確実に怒ってる。
「マサも吹雪も反省しろってこと」
「仁まで…」
仁は一言残すと結衣の後をつけていく。
まあ、さすがにこれは。
「2人とも、覚悟しておいたほうがいいね」
自業自得だ。



