ここに到着して渡された修学旅行のしおりにはスケジュール、班割りのほかに、ホテルの部屋割りも書いてあった。
でも、どこを見ても凛ちゃんの名前だけは書かれてない。
「まさかあいつ、俺らには内緒で俺らよりもデケェ部屋にいるんじゃねぇだろな?」
「それは理事長気まぐれだし、ありえるかもなー」
「ずるい」
「………………」
「よっぽどじゃない限り、結衣よりグレード上がる部屋にはいないと思うけど」
理事長も、孫である結衣には甘いから。
結衣のいうことなら何でも聞いてあげるらしいし。
「副会長も書いてなかったけど?まさか二人が同じ部屋とか?」
「ね、結衣?」
「……いや、俺に言われても。あいつはばぁちゃんのお守りだろ」
ちょっと結衣をからかったつもりで言っても、正論ぶつけられる。



