慌てることもなく、ただこの現状を把握し、何が原因かもわかってしまうあたり、こうなることは予想できていた。
誰が連れてきたか、それはあの時いたのは南雲くんだけだったから、南雲くん本人もしくは誰かを呼んだかだろう。
それはそうと、南雲くん、何か用だったのかな…?
「戻らないと…」
今夜は大事なお客様がお見えになるから、早くホテルに戻らなきゃいけない日だから、こんなところで寝ている暇はない。
「って!?ええぇ!?」
保健室のカーテンをめくると、すでに外は真っ暗。
あたし一体何時間寝てたの!?
急いで携帯を取り出し、ホテルへ電話すると、
『学校側からご連絡が入っております。こちらでは旦那様にご連絡し、凛様の代わりに別のオーナーを手配すると言われてますので、今日はゆっくりお戻りください』
相変わらず仕事が早い人たち…。



