そうなれば、ただ事では済まされないし、すでに期限を守って企画書出してる人たちの邪魔になりかねない。
あたしは夏休み、去年までの文化祭の資料をみて、紫苑学院の文化祭の規模の大きさを知った。
「何やってる」
奥の扉から、南雲くんが出てくる。
「結衣、今日出した文化祭の企画の今日が出せないらしい」
順平くんが説明すると、南雲くんはテーブルの上のプリントを手に取り、一旦プリントに目を落としたあと、あたしの方を向く。
「なぜ?」
「提出期限は過ぎています。またその企画内容では全校生徒が動きます。そうすると負傷者がでてもおかしくありません。また、経費にも限りがあります。あなた方を特別視はしません」



