結衣は凛ちゃんを起こしに行った。
凛ちゃんもお腹空いているだろうし、食べれそうなやつだけお皿にとって、あとは寝てるマサを起こして。
「なんか順平、主婦みたいだな」
「……今度それ言ったら、吹雪でも怒るよ」
「はははっ!」
なぜかいつも、僕はこういう役回りが多い。
でも嫌いじゃないな、こういうの。
僕、もしかして主夫が向いてたりして。
まあ主夫になることはないんだけど。
大人になったら、進む道はもう決まってるから、こういう何気ない時間が、とても貴重な、残された時間。
大人になるのは自然の流れなのだから、まだ子供でいられる今を楽しまなきゃ、きっと後悔だけが残るんだ。



