車から降りてインターホンを鳴らす。 『はい、寺島です』 「あっ、キャー!来たんですね!?どうぞ中へ入ってくださいっ!」 聞こえてきた若々しい声に思わず笑ってしまう。 「なんかテンション高くない?娘さんかな?」 「いや、子供は1人といっていたような…。奥さんじゃないか?」 奥さんテンション高っ。 どんな方なんだろう。 そう思っているとガチャリと玄関が開く音がした。