とかいいつつも私達の足は一直線に掲示板へ向かう。 A組から確認しようと見てみると、出席番号の速い美子を見つけた。 私の名前もありますように、と願いながら目線を下に下ろしていく。 「あっ、薫子の名前あったよー!一緒だ!やったー!」 「うそ、本当?あ、ある。これから1年間またよろしくね、美子」 「うん!・・・あ、寺島颯斗いるじゃん!」 「寺島颯斗?」