「そっかぁ、ウチにもたまに泊まりに来てね?」 「うん、ありがと。私学校だるいし荷物もまとめなきゃだから2限まで出て帰るね」 まとめる荷物ないけどね。 だるいだけ。 学校から帰ったら旧自宅に集合だし。 あ、車は無事だったからそこから乗ってお世話になる家まで行くの。 寂しい!と騒ぐ美子をスルーして、やっぱりだるいな、なんて考える。 「やっぱもう帰る。先生には適当に言っといて」