「もしもし?学校の時間は電話しないでってば。まぁ私がマナーモードにしなかったのも悪いけどさ・・・」





『・・・薫子・・・』





聞こえてきたのはお父さんの死にそうな声。




「え、なに。どうしたの。てかお父さんどこにいるの?雑音がうるさくてよく聞こえないんだけど?」





『燃えちゃった・・・』





「は?」





『家が、家が燃えちゃったんだよおおおおお!!!』