今日も部活に向かう。 「あやかー。何してんの?ちゃんとトスあげてよ」 「朝原ー!!お前どこにトスあげてんだよ!!」 「はい!!!」 1日のうちに何度も聞こえる怒鳴り声。 それでも必死にボールに向かって走る。 自分の下手さと情けなさに、何回も聞こえる怒鳴り声に、周りのため息に、私はもう耐えきれなくなっていた。 (しんでしまいたい。) 何回もそう思った。 体調をくずしはじめ、心身共に限界だった。