「俺の女になれ」

「それゎ…」

拓は悲しそうな顔をしていた
そんな彼をほっとくことができなかった。

「わかったよ!」

好きなんて感情はなかった
むしろ
ありえない!
ヤンキーなんて
金髪なんて

そうに思っていたのは
この時だけだった