髪はさらさらの金髪で毛先は少しくるっと丸まっており、目元はパッチリとした二重で黒目は大きく、スタイルもモデル並の美しい女性が立っていた。


すると



『死者番号3088367 高城 渚』


「…えっ?」
またもや名前を呼ばれドキッとした。




女は手に持っていた本を開き読み始めた。


『高城 渚。15歳。
12月25日午後3時12分トラックに轢かれ死亡。当たってる?』
女は首をかしげてきいてきた。

「えっあっ…はい。」
渚はうなずきながら言った。




『では、貴方は今からこれから選択肢の中から、ひとつ選びなさい。』




そう言うと、女は手をゆっくりあげると、渚の前に5つのボタンがついてるテーブルが出てきた。




そこには、【天使】【悪魔】【閻魔大王の補佐官】【人間】【死神】と選択肢が分かれていた。






『では、この5つの選択肢の中から自分がなりたいものを選びなさい。』



渚は意味が分からなかった。




「えっ…死んだあとって天国か地獄じゃないの…??」


よく聞く話では死んだら天国か地獄か決められて、天国に行けば楽園、地獄に行けば監獄だ。など聞いたことがあった。


渚もまたそれを信じていた。





『天国か地獄かに行くには満18歳でなければ行けません。』

女ははっきりと答えた。



『18歳未満の方にはこの5つの選択肢からなりたいものを選びそこの学校を受験し、学び舎にと入っていくのです。
さぁあなたはなにを選びますか??』