更に運が悪いことに、ギプスが取れる前に登校日が来てしまった。


べつにサボればよかったのかもしれない。



朝までそのつもりだった。




ところが朝早く、珍しい客が来た。






ピンポーン

チャイムが鳴ったのは朝8時。私はまだ寝ていた。


祖父母はもう仕事に出ている時間だった。


仕方なく起きて眠い目をこすりながら玄関へ向かう。


鍵を開けるとノブを回す前に勝手にドアが引っ張られた。



寝起きの目に真夏の太陽は眩しい。


目を瞬いて数秒。


光の中に立つ実の兄を見た。