夏休みは暇だった。暇すぎて干からびるんじゃないかと思えるほどに、暇で暇で仕方ない。


夏休みの宿題なんて最初の4日で終わった。



それでも全く予定がなかったわけじゃない。




週に3、4回部活帰りの大地と陽のくれた公園で落ち合った。



誰もいない静かな公園の木の陰で、大地は私を好きだと言った。



キスをして、時々その手が私の胸をかすめた。

いつも掠めた瞬間に、はっとしたように体を離される。

「やべ。俺、いつか抑えられんくなりそ。」


頭をブンブン振って、いつも再び抱きしめる。


「ごめんな。お前のことは、ほんまに大事にしたい。」


どういう意味かよく分からなかったけど、愛しい気持ちはちゃんと伝わった。