恨んでる?私が?どうして?

そんなわけ……そんなわけ………


「そんなわけないじゃないですか……!」


「じゃあ、なんで太陽を避けてんの?俺は全部話した。今度はよみちゃんの正直な気持ちを知りたい。」



私の正直な気持ち……


「恨んでるなんて、そんなわけない。誰も恨んでません。助けに来てくれて、ほんとに、ほんとに……嬉しかった。」


だけど…


「だけどね、みんな私を汚いって思ってるって分かってる。だって、あんな、あんないっぱいの人の前で、ぜ、全裸で、全部見せて、身体の中から腐ってくみたいな感覚で、それで……それで………」


泣き出した私にゆっくりでいいからと優しい声がかけられる。


「太陽さんにだけはあんなとこ、見られたくなかったっ…!だけどっ…見られちゃったから…。あたしはもう汚いから。太陽さんまで汚したくない。だけど、まだ、好きだからっ…でも一緒にいちゃいけないから……だから、だからどうしたらいいのか分からなくて……ごめんなさ……」


涙が止まらなくて、目をゴシゴシこすった。もうダメだ。何もかも。




「よみちゃんは太陽が好き?」

掠れた声に、何度も頷く。

「じゃあさ、太陽に言ってやってよ。あいつ頭悪いから、よみちゃんから聞かなきゃなんもわかんねーからさ。」


「でも…うまく言えるかどうか、わかんない。」


「大丈夫。余計なこと考えなくていい。よみちゃんがどうしたいかを素直に言えばちゃんと伝わるから。」



頭に手が添えられて、ゆっくり離れて行く。


「涙が止まったら出てきてよ。待ってるから。それと…よみちゃんを汚いなんて思ってる奴、俺らの中には1人もいねーよ。」



最後にそう言い残し、テルさんは部屋を出て行った。



何故だろう。少しずつ、胸が軽くなっている。今ならきちんと言える気がする。



勇気を出して、立ち上がった。