暫くして部屋を出て行った太陽さんを、私は避け続けた。





「よみ?…まだ寝てるか?」

「まだ寝てるのか…?」

「よみ。………腹減ったら出てきてくれな。」

「よみ?…腹減ってねーのか?」

「よみ………。」


数時間おきに私を起こしにくる声を全て寝たふりをして聞き流している。




7時を過ぎた辺りからリビングが騒がしくなってきた。またいつものようにメンバーが来ているのだろう。




最初から部屋を出る気はなかったけれど、余計に出ずらくなってしまった。



とりあえず、トイレに行きたい。

30分ほど尿意と奮闘している私は少しずつ限界に近づいていた。




騒がしいから、部屋を出たって誰も気づかないかもしれない……


気づかないよ。そうっと出れば。






ついに尿意に負けた私は、扉のノブをゆっくりと回した。