ドレッドヘアの頭に膝蹴りを食らわせて、動かなくなったところでぽいっと脇に捨てた。




周りを見渡すと、伸びた男たちがゴロゴロ転がっている。どうやら終わったようだ。


太陽を探すと、金髪ロン毛にまだパンチを食らわせていた。


「太陽……そいつもう伸びてる。」

このままでは金髪ロン毛がマジで死体になりそうで、肩を叩いて制した。




正直言って、俺も相当食らっている。へなへなと床に座り込んだ。


太陽も同じらしい。よろけてもたれかかってきた。


「あー…やべーな。久々だわこんな暴れたの。」

「……よみは?」

「マスターに連れてってもらったから。今玲子がお前の部屋で面倒見てると思うよ。」

「…そうか。」



一気に熱が冷めた俺たちは、冷静さを取り戻しつつあった。



「おい!動けるやつは伸びてるやつ起こして運べ!早くしねーといろいろ面倒くせぇ。」


座り込んでいた味方がよろよろと立ち上がり、肩を貸し合いながら外へ出て行く。幸い重症な人間はいないようだ。


全員が帰ったのを確認し、俺も外へ出る。

残り2台になったバイクのそばに、太陽が立っていた。



「おい……たいよ……」


近づいて、はっとした。


俺に背を向けた総長は




肩を震わせて泣いていた。