「あのバカのせいで時間なくなっちゃった。…あと20分くらいかなぁ?」


時計を確認し、再びベルトを外しにかかった時だった。




遠くの方でバイクの音が聞こえてきた。


1秒ごとにその音が大きくなっていく。1台じゃない。かなりの数だ。


ほんの数秒で、それは騒音に変わった。


「ちっ…思ったより早かった。」


バイクの音はすぐ近くまで来て止まり、目の前にあった扉が音を立てて倒れた。




土煙の中現れたのは、太陽さんだった。


必然的に、全てを曝け出した格好で対峙する形になる。



一瞬息を飲む太陽さんを見た。



後ろにバイクに乗ったままの紅蓮のメンバーが見える。


降りようとする彼らに何かを告げて、太陽さんは1人で中へ入ってきた。