「探しに行ったやつらから連絡まだこねーのかよ!」



珍しく声を荒げる太陽に、新しい灰皿を出してやった。




「…兄貴。悪い。」

うん。よみちゃんは知らないけど、実の弟だったりするんだよね。


太陽が隠したいみたいだから俺からは言わないけど。



「なんで兄貴って呼ぶの?」

不思議そうに聞いたよみちゃんに、

「兄貴みたいな存在なんだよ。マスターは。」

って格好つけてたのがちょうど半年前か。



…そんなことはどうでもいい。


とりあえずよみちゃんの居場所が分からなければどうすることもできない。




「どうしたもんかねぇ…」


隣に座ってタバコを取り出した時、机の上で携帯が震えた。




太陽がとびつくようにして通話ボタンを押した。