次の総長が誰になったのか、4時まで一体何を話していたのか、分からなかった。



太陽さんとはまともに話ができなかったし、なんだか聞いていいのか少し躊躇うのも確かだ。




複雑な気持ちのまま、その日は授業が全然頭に入ってこなかった。





「藤沢さーん?」

「………。」

「よみちゃーん?」

「………。」

「おい寝るな!」

「………。」

「コラお前スカートめくるぞ。」

「……ん。」

「いいんだな?マジでめくるぞ。」

「……うん。」

「よし絶対めくる。ついでに膝まで切ってやる。」

「……………は?」


なにやら騒がしくて我に返った。



目の前に青木先生の顔がどアップで映し出されて、今は保健の授業中だと理解する。




「……なんでハサミ持ってんの…?」

「お前のその長いスカートめくって切ってやるためだよ!」


いきり立つ先生に、周りが爆笑している。



「…ふざけないでよセクハラ…めんどくさい…」


眉を寄せるとゴツんと拳骨が降って来た。


「お前俺の授業中に目開けて堂々と寝るな!」


クスクス笑う声の中、先生は黒板へと戻って行った。



「…あたし寝てないよね?」

何の怨念か、また隣の席に居座る大地に講義する。



複雑な顔で見返すだけで、大地は何も言わなかった。