4月。校庭を桜が彩る季節に、私は3年生になった。
2年から3年はクラス替えがない。
去年と同じクラスメイトと、教室だけ3階へ移った。
相変わらず勇太さんは溜まり場に顔を出していたけれど、渚さんはしばらく見ていない。
「今日走りに行くけど行くやついるか?」
その日は日差しの温かい土曜日だった。
太陽さんの一声で、男子ばかり5人ほどが集まった。
「あたしも行きたい。」
そう言うと、太陽さんはバイクの後ろに乗っけてくれた。
5台のバイクで山の方へ向かった。
しばらく走って、急激な坂のある小さな頂に出た。
見下ろすと下に大きな桜の木が立っている。あれに向かって滑り降り、ギリギリのところで避けるのが今回の遊びだと太陽さんが説明してくれた。
私がバイクから降りると、1台ずつ全速力で坂を下っていく。
ギリギリぶつかるかぶつからないかの距離でヒョイっと木を交わす。
見ている方もスリリングだった。
2年から3年はクラス替えがない。
去年と同じクラスメイトと、教室だけ3階へ移った。
相変わらず勇太さんは溜まり場に顔を出していたけれど、渚さんはしばらく見ていない。
「今日走りに行くけど行くやついるか?」
その日は日差しの温かい土曜日だった。
太陽さんの一声で、男子ばかり5人ほどが集まった。
「あたしも行きたい。」
そう言うと、太陽さんはバイクの後ろに乗っけてくれた。
5台のバイクで山の方へ向かった。
しばらく走って、急激な坂のある小さな頂に出た。
見下ろすと下に大きな桜の木が立っている。あれに向かって滑り降り、ギリギリのところで避けるのが今回の遊びだと太陽さんが説明してくれた。
私がバイクから降りると、1台ずつ全速力で坂を下っていく。
ギリギリぶつかるかぶつからないかの距離でヒョイっと木を交わす。
見ている方もスリリングだった。
