まだ会話が続くようなので、椅子に腰掛けて待つことにした。
「いやー!まじで今日だけ!頼むよー!」
「みんな許してないんだからそういうわけには行かないよ」
「だって史弥たちは許したんだろ!?ひいきだろー」
会話の内容がよくつかめない。
することがなく携帯をいじっていると、大和さんが近づいてきた。
「ごめんね」
座っている私を見下ろして言った。
何だか悲しそうな、恥ずかしそうな顔をしていて見ているこっちが悲しくなった。
白いTシャツにジーパン。
シンプルな服装だが、おしゃれに見える。
大和さんは身長が高くて、スタイルがいい。
頑張って店員さんを説得する後ろ姿を眺めていた。
