「そう。

もう二人で前には進めない

って思ったから」


「そのときはまだ好きだったの!?」


「うん」


「なんで!?」


「なんでも、前に進まないと楽しくないじゃん。


今で満足なんてできないと思うの


人間は


もっと、もっと

って次に進みたくなると思う。


それがその人とはもう前には進めなくなって

二人で話し合って

別れる決断をした」


「そうなんだ」


「おおきく別れるとしたらこの二つだと思う」


「そうなんだ~麻耶ってほんとに何でも知ってるね~」


「そんなことないよ、いつかミクもそんな決断をしないといけないときがくるよ」


「麻耶は大人だなぁ」