8年間の片想い❤


そして、精一杯の謝罪の気持ちを込めて、頭を下げた。
すると・・・

「ハハハッ!!」

神田君は笑った。

私はびっくりして顔をあげる。

顔をあげた私に神田君は言った。

「すげー嬉しい。」

意味がわからない私。
すると、神田君は、私の頭をクシャクシャッとしていつもの笑顔で言った。

「俺、俊哉だよ。神田の体借りてた。」

「ウ・・・ソ・・・。」

驚きを隠せない私。

「本当だよ。俺を信じて。
さっきポロっと言っちゃったんだ。
クッキーもらったとき。
去年の誕生日、俺に手作りクッキーくれたろ??
だから、今年も?って。」

笑いながらそう言う彼は、もう俊哉君にしか見えなかった。