8年間の片想い❤


「うぉっ!桐谷さん!?」

「おはよっ。」

「おはよ。ってか、どうしたの?」

明らかに焦ってる神田君。
焦った時に顔が赤くなるところ、
俊哉君と一緒だ。。。

「あのさ、今日、誕生日でしょ?
だから、プレゼント持って来たの。」

そう言ってプレゼントを差し出すと、
神田君は驚きを隠せない様子で言った。

「誕生日、覚えててくれてたの!?」

「・・・彼氏の誕生日ですから。」

・・・ウソ。俊哉君の誕生日だから。

「ありがと!まじ、嬉しい!!」

そう言ってプレゼントを開けた。

「手作りクッキー・・・。
ハハッ!去年と一緒じゃん。」

「えっ・・・?」

私が神田君を見ると、神田君は
しまった、という顔をしてから言った。

「いや、さぁ、前の誕生日に母さんに手作りクッキーもらったんだ。」

「そうなんだ・・・。
かぶってごめんね??」

「いや、全然!!嬉しいよ!!」

そして、神田君は手作りクッキーの中にうもれている手紙を取り出した。