8年間の片想い❤


次の日。
暗い顔をして入って来た先生で全てを察した。

「っ!!・・・バカッ!!」

私は、そう叫んで教室を飛び出した。

「かれん!?」

私の名前を呼ぶ秋の声が聞こえる。
でも、今振り返ったら涙を見られちゃう。
私が俊哉君のこと好きっていうことは、
知られたくないから・・・。

私は走って校庭まで行った。

そして、大声で叫んだ。

「好きだー!!」

とめどなく溢れてくる涙を拭うことも忘れて叫ぶ。

「なのにー!!・・・バーカ!!」

そして、その場に泣き崩れた。