次の日。 暗い顔をして入って来た先生で全てを察した。 「っ!!・・・バカッ!!」 私は、そう叫んで教室を飛び出した。 「かれん!?」 私の名前を呼ぶ秋の声が聞こえる。 でも、今振り返ったら涙を見られちゃう。 私が俊哉君のこと好きっていうことは、 知られたくないから・・・。 私は走って校庭まで行った。 そして、大声で叫んだ。 「好きだー!!」 とめどなく溢れてくる涙を拭うことも忘れて叫ぶ。 「なのにー!!・・・バーカ!!」 そして、その場に泣き崩れた。