そのあと、陸人君は病院に行った。
私は・・・真っ直ぐ家に帰った。
彼と親しいわけじゃないし、
彼には好きな人がいるんだから。。。
「私が行っちゃ迷惑だよね。。。」
自分にそう言い聞かせた。
そして、家に帰ってたくさん泣いた。
もう、どこから水分を集めてきてんのかわかんないくらい泣いた。
それでも、不安で・・・。
音楽で頭の中を掻き消した。
いつの間にか口ずさむ
「好き、なんて言えない
あなたしか見えないよ
目が会うたび 声を聞くたび
愛しくなる 切なくなる・・・」
余計に涙が溢れてくる。
「あなたに恋していいですか
私じゃダメかな
もうどうしようもないくらい想い
止まらないの
あぁ
ずっとずっと一緒にいれたらいいのに」
余計にあなたのことを考えてしまうよ。


