8年間の片想い❤


そう言った彼の表情は、今までに見たことのないような表情だった。
悲しみ、憎しみ、苦しみ、、、そうゆう不の感情が全て入り混じっていた。

彼が静かに話しだす。

「俺、もう死ぬのにさ、好きな人に好きって気持ち伝えてないんだよね。
怖いんだよ。死ぬ前にフラれんのが。
弱いんだ。」

私も、だ。もうすぐ死んじゃうかもしれない。伝えなきゃ。
でも・・・。

「大丈夫だよ。だって、俊哉君の好きな人、俊哉君のこと好きだもん。」

今は、彼の気持ちが最優先だ。