8年間の片想い❤


「心臓病。そのままだよ。」

彼は素っ気なく言い放つ。

「死ぬ、の?」

「明日の予定ー。」

「明日の予定って・・・。」

なんでそんな軽く言えんの??
死ぬ、のに。。。

「怖くないの?」

私は彼の目を覗き込んで問う。
すると、彼は笑いながら言った。

「怖くないわけなくね?」

「あっ、うん、ごめん。。。」

「でも、自分でもびっくりするくらい落ち着いてる。逆に、死が決まってんのに生きてる自分がバカバカしくなってくる。」

彼は、笑ってんのか泣いてんのか分からなかった。

「俊哉君は・・・。」

俊哉君は、ホントに、ホントに

「強いね。」

すると、彼は真顔で言った。

「弱いよ。」