彼は振り返って言った。
「・・・見えちゃった??」
その表情は、悲しくて、今にも泣き出してしまいそうだった。
私は心ん中が、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。だから、素直に謝った。
「ごめんなさい。。。」
すると、彼は笑って言った。
「全然!!桐谷さんは悪くないっしょ!
っ、ちょっと無防備すぎたかなぁー!!
・・・知られたくなかったのにな。
知られちゃって・・・。
ハハハッ!!俺、カッコわりっ!!」
その笑顔に胸が痛くなる。。。
「無理して・・・笑わないでよっ。」
私は彼の目を見つめて言った。
すると、彼は下唇を噛んで下を向いた。


