私は、素直にそれを受け取る。 「じゃあ、よろしく。」 彼はそう言って私に背を向けた。 が、私はその背中に向かって叫んだ。 「ちょっと!!」 彼の足が止まる。 私は、その二つに折りたたんである一枚の紙を見つめて言った。 「・・・どうゆうこと??」 内容を内側にして折りたたんであるその紙は、文字が透けて見えていた。 私の目に入ってしまった言葉は、 一番、見てはいけないものだった。