「黒沢君、好きー!」 「はいはい、俺も好きだよ。」 そんな会話をしてるとお母さんがやっと我に返ったみたいだ。 「えっと…あなたは優愛と付き合ってるの?」 「はい、お付き合いさせてもらってます。」 黒沢君がそう言うとお母さんは顔をしかめた。 …うん、お母さんの言いたいことがわかったよ。 きっとお母さんは黒沢君の外見が気に入らないんだよね。 「そういうことだからっ! 黒沢君、学校行こ?」 「ん?あぁ、そうだな。 では失礼します。」 そう言って私たちは学校へ向かった。