「花咲さん、やっと僕のものになる気になったかい?」
そんなことを言う藤堂君を思いっきり睨んで、
ーーペシンッ
ビンタしてやった。
「いった…」
頬をさすってる藤堂君をみて少しやりすぎたかな、と反省。
でもこれとそれは別。
「なにも知らないくせに、黒澤君のことを悪く言わないで。
黒澤君はとっても優しくて誰よりも正義感がある人なんだから。
あなたみたいな自己中じゃないし、
あなたみたいに見た目だけで判断しないの。
いい?このなかで1番最低なのはあなた、藤堂君だから。
藤堂君がなにを言おうが私はあなたを好きにならないから。」
「なっ…なっ…」
ものすごく戸惑ってる藤堂君。

