お昼休み。 図書室に行く。 「黒澤君っ!お弁当の時間だねっ!」 「あぁ。ってかおまえテンション高いな。」 そう言って黒澤君が出したのはパン。 「…黒澤君、いつもパンなの?」 「ん?あぁ。おまえは弁当か。」 「うん、お母さんが作ってくれるんだ。 黒澤君も作ってもらえば?」 あ、でも黒澤君、1人暮らしか。 そんなことを思ってると黒澤君はダンッとイスを蹴った。 「く、黒澤君…?」 「俺はパンが好きだからいいの。」 そう言って笑う黒澤君の目は全く笑ってなくて怖かった。