「くくく、黒澤君っ?」


カァァと顔が赤くなるのを感じる。



「花咲、俺も男だからね。少しは警戒しろよ?

あまりにも無防備だったら喰べちゃうからね?わかった?」



「う、うん、わかった…!」



ドキドキドキドキ心臓がうるさい。
もー、黒澤君離してよ…恥ずかしい…。



「く、黒澤君…そろそろ…」



「あぁ、悪い。じゃーな。」



そう言って帰って行く黒澤君。



「バイバイッ!」



私は後ろを向きながら叫び、
家にはいるとすぐ部屋のベッドに飛び込んだ。


…だって顔がとてつもなく熱いから。