そして放課後。 「花咲、」 黒澤君に声をかけられた。 「な、なんでしょう、黒澤君!」 驚きと昨日のことを思い出してしまい声が裏返る。 「図書室に来てほしい。」 「え、あ、うん、いいよ。 そう言うことだから七海ちゃん、先帰ってて。」 私がそう言うと七海ちゃんは少し不満そうだったけど帰ってくれた。 「じゃ、黒澤君、行こっか。」 「あぁ。」