「うわ、気持ち悪りぃんだけど。 俺のこと大好きとかやめてくんない? 香織を不安にさせるし、マジ吐きするわ。」 「……っ…」 なんでそこまで言われなきゃいけないの?そんなに私のこと嫌いなの? 「本当、俺とは関わらないで。 俺おまえのこと大嫌いだから。」 そう言って図書室の扉に手を掛ける黒澤君。 「待って……!」 精一杯振り絞ってそう言えば、 「ウザい。話しかけんな。」 そう言い残して図書室を出て行った。